■ホメオパシーとは

同種療法

ホメオパシーは「似たもので治す」という考え方を基本とした自然療法です。

これは「同種の法則」と呼ばれ、健康な人に”ある症状”を引き起こすものが、同じような症状で困っている人を治すことができるという原理です。

具体例:ベラドーナの場合

ベラドーナという植物を例に説明します。この植物を健康な人が直接口にすると、次のような反応が起こります。

  • 高熱が出る
  • ズキズキした頭痛がする
  • 顔が赤くなる
  • 時に幻覚を見ることがある

これと同じような症状(高熱や頭痛など)で苦しんでいる人が、ベラドーナから作られたレメディーを使うと、体の自然な治す力が働き始めます。

治療の仕組み

レメディーを使い始めると、一時的に症状が強くなることがあります。これを「好転反応」と呼びます。

これは体が病気と戦っているサインで、その後、自己治癒力によって症状は徐々に改善していきます。

このように、ホメオパシーは私たちの体が本来持っている自然治癒力を引き出し、サポートする治療法なのです。

レメディー

レメディーは、私たちの体にある「バイタルフォース」(生命力)に働きかけ、自己治癒力のスイッチを入れる特別な存在です。

体はレメディーの波動パターンをキャッチし、内に秘めた癒しの力(自然治癒力)を発動させ、レメディーと同じ病気のパターンを押し出します。

レメディーの材料

レメディーは自然界の様々な物質から作られます。

  • 植物:キンセンカ、アネモネなど
  • 動物:蜜蜂、蛇など
  • 鉱物:硫黄、リンなど

光や色といった波動から作られるレメディーもあります。

スピリットについて

それぞれの物質の中には、内側に潜んでいる「スピリット」があります。これは、その物質が持つ固有の波動(精神と特徴的な症状)のことです。

希釈振盪(きしゃくしんとう)という特別な方法で、このスピリットを水に転写したものがレメディーとなります。

レメディーの形態

10倍希釈した母液(マザーチンクチャー)をさらに希釈振盪した溶液を使って、以下の2つの形で作られます。

  • 砂糖玉:乳糖やてんさい糖でできた小さな粒に染み込ませたもの
  • 液体(チンクチャー):水やアルコールをベースにした液体タイプ

このように、レメディーは自然界の物質が持つスピリットを、希釈振盪という特別な方法で転写した砂糖玉や液体です。

これらは体の自然治癒力を呼び覚ますための「きっかけ」として働きます。

希釈振盪(きしゃくしんとう)

希釈振盪はレメディーを作る特別な方法です「薄めて叩く」という意味です。

この作業を通じてレメディーの持つ力を引き出します。

どうやって作るの?

例えば、ベラドーナという植物の場合。

  1. まず植物をアルコールと水の混合液に漬けてエキスを作ります
  2. このエキスを決まった割合で水と混ぜて薄めます
  3. できた液体を強く振る(叩く)作業をします
  4. この「薄めて叩く」作業を何度も繰り返します

なぜ薄めて叩くの?

この不思議な作業には大切な意味があります。

  • 物質を薄めていくと、最後には目に見える形では残らなくなります
  • でも、叩く作業を加えることで、物質の持つ「力」や「性質」が水に写し取られます
  • これを「エネルギー化」や「情報の転写」と呼びます

体はどう反応するの?

レメディーを飲むと…

  • 体はこの特別なエネルギーを感じ取ります
  • 例えば、熱を出す性質を持つレメディーだと、体は「熱を出すものが来た!」と反応します
  • すると免疫力が働いて、実際に熱を出して病気と戦おうとします
  • これが体の自然な治す力を引き出すきっかけになります

超微量の法則

超微量の法則は、ホメオパシーの重要な考え方の一つです。

物質を「薄めて叩く」(希釈振盪)作業を繰り返すことで、その物質の性質がエネルギーとして変化していく現象を説明するものです。

エネルギー化のしくみ

物質を希釈振盪していくと、次のような変化が起こります。

  • 物質の量は、目で見えないほど少なくなっていきます
  • しかし、その物質の「性質」や「情報」は水に写し取られます
  • こうして、物質の働きがエネルギーの働きへと変わっていきます

ホメオパシーでの使い方

この法則は、レメディー作りの基本となっています。

  • 物質を希釈振盪することで、その物質の持つ本質的な性質を水に写し取ります
  • 超微量になることで、体により優しく、深く働きかけることができます
  • これによって、体の自然治癒力を上手に引き出すことができます

このように、超微量の法則は「少なければ少ないほど、より深く働く」というホメオパシーならではの特徴を示す大切な考え方です。

バイタルフォース

バイタルフォースとは、生命力や気とも言いかえられる生命エネルギーの流れ、命の根源です。目には見えない非物質的なエネルギーの流れです。

健康と病気の関係

健康な時は、バイタルフォースが全身をよどみなく流れており、自然治癒力も活発に働いています。このとき、免疫力は高まった状態にあります。

一方、病気になると、このバイタルフォースの流れが滞り、免疫力が低下します。その結果、心や体に様々な症状として現れてきます。症状は体からの大切なお知らせであり、気づきを与えてくれるものです。

レメディーとの関係

非物質的な病気に作用できるのは、同様に非物質的なレメディーです。体はレメディーの波動パターンをキャッチし、内に秘めた癒しの力(自然治癒力)を発動させ、レメディーと同じ病気のパターンを押し出します。

バイタルフォースの力

自己が非自己(不自然なもの・要らないもの)を認識して押し出していく力、これがバイタルフォースの力です。この力が私たちの健康を支え、自然治癒力として働いているのです。